婚活なんかより料理教室

毎日ブログを書くのを自分の中で義務にしてしまい、書くことが苦痛になってしまうといけないので、昔よろしく自分の気が向いたときにだけにしようかと思います。
ただ、書き始めて2日目以降は続かないということはよくあることだし、あとから見返したときにガッカリ感があるので、今日だけはちょっと頑張って書いてみます。
幸い2年間分も書くことがあるので、しばらくは書くことに困ることはなさそうです。


ブログを書くのをやめたのはいくつか理由があるんですが、一番の理由は社会人になって、自分のことをどこまで書いていいのかわからなかったからです。
僕も企業に雇われの身になってしまったので、仕事のことは守秘義務の点からあんまりかけないし、かと言って仕事が中心の毎日ですから、仕事のことを書かないとあんまり書くことはないわけです。
それに、大学院生の時は自分でも特殊な環境だと認識していたから、ちょっと人とは違うことも書けたけど、社会人になってしまったらそれほど他の人と違う生活をしているとは思えなくなってしまい、なんだか単調なブログになってしまうような気がしたのです。

でも、ブログを書かなくなって以降のことを思い返してみると、この2年間で生活は少しずつだけれども変化しているし、社会人になったからこそ体験できるようなことも結構あったように思えます。


はじめて一人暮らしをしだしたのが、ひとつの大きな変化です。
僕は大学入学時にちょっと変わった学生寮に入り、そこから大学院卒業までの6年間その寮に居続けました。
会社に入ってからも寮生活で社会人生活をスタートさせたため、昨年の12月に会社の寮を出るまでの8年間僕は寮にずっと居続けたわけです。

いま振り返っても8年間というのは長いなぁと思いますが、知り合いが常にいる環境はとても楽しく、大学時代には突発的に友人とどこかに出かけたり、かと思えば一日中部屋でダラダラ喋っていたこともあったり、自分の意志以外のところで1日が終わるというのが楽しかったものです。


ただ、やっぱり社会人になるとそうも行かず、友人は周りにいっぱいいるけれども、突発的にどっかに行くなんてことはほとんどなくなり、これまで一度もやったことのなかった電車通勤というものに耐えられなくなったこともあり、結局は会社近くにアパートを借りてはじめての一人暮らしを始めることになりました。

寮生活を続けていた僕にとって、一人暮らしに対する1つの憧れは料理ができるということでした。
大学時代も社会人時代も寮では料理をする環境が殆ど無かった為、料理をやってみたいのになかなかできず、やりたい気持ちはどんどん高まっていきました。


そんな中、一人暮らしを始める少し前の去年の8月、大学の研究室の先輩と街をブラブラ歩きながら「暇だなぁ」なんて言い合っていると、ビルの2回の窓に大きく「男でも通える料理教室」の文字が。
これはと思い、すぐに見学させてもらい、あれよあれよという間に先輩と一緒に通うことになりました。

通う前は、先輩や周りの人達とだらだら話しながら、楽しく料理ができたらいいなぁなどと考えていたのですが、いざ通ってみると思った以上に大変で、先生がどんどん手順をすすめるし、僕の手際も良くないし、聞き逃すとおかしな味の料理ができてしまうから話をする暇なんて殆ど無い。
それでも、通うにつれてちょっとずつ手際もよくなり、さらに少人数で開催されるコースだとのんびり料理できるということも分かってきて、料理教室がさらに楽しくなってきました。


女性と話す機会があるというのも、僕や先輩のようなメーカーに務め、平日は女性と話す機会が一切無い男にとっては大きなメリットです。これは、料理教室に通う前はあまり期待はしていなかったのですが、いざ通ってみると、一緒に料理を作るし、一緒に作った料理を食べることもあるし、さらにこの料理教室ではお酒もでるので、合コンに行くよりも全然楽しい。
婚活で高いお金を払って、回転寿司のような自己紹介大会を行うぐらいなら、2時間くらい一緒に料理を作って、一緒に料理を食べてのほうが全然結意義だなぁとおもいます。
ただ、料理教室関連で増えた電話番号が男1人だけというのが悲しいところですねー。あー。


そんなこんなで、料理をはじめて約半年。料理教室で自分の腕が上達しているかどうかというと正直微妙ですが、今でもそこそこ料理を続けられていて、今も明日の弁当を作ったところです。
今はまだクックパッドに頼りっぱなしなので、もうちょっと自分で作れるレパートリーが増えてくればいいんですけどね。