帰省旅行=3日目=
昨日あれだけ飲んだにもかかわらず朝は意外にすっきりと起きる事が出来た。
最後まで残ってた人によると、俺の寝た後ビールを買ってきて数人でまだ飲んでいたらしいw
朝飯をその旅館で食べ、荷物をまとめるとすぐに出発。
小野駅でお世話になったお母さんにお礼を言い、迎えてくれた同級生ともそこでお別れとなった。
そういえば昨日一時離脱した先輩もその駅で合流。体調はすっかり良くなっている様で少し安心した。
3日目の今日の目的地は京都、大阪を華麗にスルーして香川の小豆島。
この旅行、帰省しながら島にまで寄ってしまうというとんでも道草旅行です。
再び京都駅に戻ってきた我々は、まるで買わなきゃいけないルールがあるかのように駅でお土産用に八つ橋を買い、駅を出る事も無く再び鈍行に乗り込み今日の寝床である島を目指して出発した。
京都駅を出ると姫路まで乗り換え無しの一直線。しかし乗客が非常に多く、この旅行始まって初の満員電車に乗り込む事に。
姫路まで長いのに・・・
我々の集団は満員電車の中に2つの別のドアから乗り込んだため、1つの車両で2つのグループに分かれた状態になってしまった。
大阪から1人途中参加する事になっており、俺たちの乗った電車に乗ってくれるよう指示しなきゃいけなかったが、幹事が別のグループに居る為連絡が取れない。(幹事は携帯紛失中で携帯は不所持・・・ありえねぇ)
で、大阪を過ぎてから途中参加するメンバーに電話してみると、案の定連絡不足で電車には乗れていなかった。
幹事使えねーwwwwww
結局一度も席に座れないまま1時間以上かかってようやく姫路に到着。
途中参加のメンバーもようやくそこで合流した。
姫路といえば、もちろん亜弥ちゃんの出身地。
これまで何度も行こうと思ってスルーしてきた聖地へ初めて足を踏み入れ、少しテンションも上昇。
姫路に来てまず行く所は・・・亜弥ちゃんの母校、亜弥ちゃんの実家!と本来ならばこうなるわけですが、これが集団旅行のウィークポイント・・・わがままを言うわけにも行かず、一行はそそくさと姫路城へ・・・
母校には今度一人で来るか(´・ω・`)
駅から姫路城まで道が一直線に伸びており、我々は日差しを避けるためにメインの道路から少し入ったアーケードの道を進んだ。
アーケードは思いのほか活気があり、地方に良く見られるシャッター街という感じではなかった。
そう言えば想像していたよりも姫路という街自体「結構発達しているんだな」という感想を持った。兵庫は神戸、三ノ宮と主要な都市が多くある為、姫路なんかは田舎だろうと思っていたが、駅前は普通の県の県庁所在地ぐらいの街並みで、むしろ大津市よりも大きかった。
姫路城を目の前にすると、天守閣はそれほど大きくないが土地が異常に広く、城がかなり高い位置にあるためもの凄く迫力があった。
あまり時間が無いということなので、我々は天守閣に一気に攻め入り、場内に展示してある展示物などには一切わき目も振らずひたすら最上階を目指して登り続けた。
天守閣は6階まであり、急な階段をひたすら登り続けた為に、最上階に着いた時にはヘトヘトになってしまい、しばらく窓の隙間から吹き付ける風で涼みながら姫路の街を見下ろしていた。
上から見ると姫路の街は道路が格子状に引かれている様子が見て取れ、京都をモデルとして作られているのが一目で分かった。
姫路城を降り、そのまま再び姫路駅に戻って昼食に明石焼きを食べると、もう姫路に用は無いとばかりにすぐに小豆島を目指して再び出発した。
駅で亜弥ちゃんの1日駅長の様子を思い浮かべる暇さえも無かったw
数日後、亜弥ちゃんが姫路観光大使に選ばれる事となる。(なんたるニアミス)
姫路を出た我々一行は、岡山から人生初の瀬戸大橋を電車で渡り、もちろん人生初の四国に突入した。(どれが瀬戸大橋だったのかよく分からんかったけどw)
香川の高松駅で降りフェリーが着くまで時間を潰す。
「香川県なんて全く発展して無いだろ」と思っていたが、これまた意外や意外、新しい建物が多く、果たしてこんなに高い必要があるのか?とすら思ってしまうガラス張りのショッピングモールらしき建物まであった。
みんなはそのショッピングモールに居ると言うので、香川に来たからには讃岐うどんを食べなきゃいかんという義務感に駆られた俺は、先輩と二人で駅構内の讃岐うどんを食べた。
普通の立ち食いのうどんだったが、非常にこしがあって歯ごたえがあり、これまでうどんをぶっかけで食べた事の無かった俺は、讃岐うどんのおいしさに大満足の★3つ。
腹も膨れたところでフェリーの時間となり、フェリーに乗り込むと甲板に出てビールで酒盛り_| ̄|○
船の揺れと、アルコールによる酔いのダブルパンチ。
小豆島には40分ほどで到着し、港には今日・明日お世話になる先輩の両親がお迎えに来てくださっていた。
先輩の家に着くとすぐに順番に風呂に入り、ご馳走を頂いた。
小豆島は醤油の名産地らしく、先輩の家も醤油の製造工場をやっているので食卓にはもちろん先輩の家で作られた醤油が置いてあった。
我々はその醤油でおいしくお刺身を頂いた。
料理は食べきれないほど大量にあり、これまでと違いアルコールによる気持ち悪さではなく、初めて限界を超えた満腹感に苦しめられた。
こうして我々の旅行はついに半分を消化し、ようやく実家まで残り半分まで来たのでした。