就職活動を終えて1

昨日(25日)、ようやく志望の電機メーカーから内定の連絡を頂き、僕の就職活動は無事に終着点に到着する事ができました。

「無事に」とは書きましたが、そこを「ようやく」と書き直しても良い位、長く険しい道のりでした。
就職活動を本格的に考え始めたのが去年の夏にインターンに行った頃で、インターン後の秋に休憩を挟んだにしても、半年近くは就職活動中だった訳です。

大学3年の時に"院進学か""就職か"で悩んだりもしたし、それ以前からも寮の諸先輩方の就活姿を見る度「就職」というものについて常に意識してきたので、「就職」の厳しさはそれなりに理解はしていたつもりでした。
だからこそ、他の人よりも一歩でも早く、そして出来るだけ有利に就職活動を進めようと去年の夏には2社もインターンに行った訳ですが、それでもこの人生を左右する一大イベントはそう簡単に乗り越えられるものではありませんでした。

正直なところ、就職の厳しさを理解していたとはいえ、去年の冬あたりは、もう少し早く、少なくとも5月の連休までには既に行く会社を決めているだろうと思っていました。
2月の中旬に早くも1社目の内定を貰ったことで、その考えはより確信めいたものになっていました。

これまで見てきた研究室の先輩達は4月になるか、ならないかの時にみんなSI系の企業に就職先を決めていたし、いくら僕が先輩達とは違う"電機メーカー"という業界を選んだにしても、そこそこメーカーの食いつきそうな研究をし、そこそこ就職にも熱心に取り組んでいるんだから、そこそこあっさりと決まるだろうと・・・

しかし、就職活動は(特に電機メーカーにおいては)「タイミング」も重要な要素だなと言う事を思い知らされました。
実際に今手帳を見直してみると、1月からビッシリ就職セミナーやOB訪問の予定等が書き込まれているのですが、手帳に書かれている半分以上の企業はエントリーシートも出さずに終わった企業ばかりでした。

もちろん効率的に就職活動を進めようと思ったら、ある程度はセミナーに出るだけの企業も出てくるのは当然だとは思うのですが、どうしても受けたくても受けられない企業も出てくるのです。特に電機業界で就職活動を行う時は。
その辺を僕はしっかり理解していなかった。

これは僕にとって情報不足だった点でもあり、就職活動を進める中の「タイミング」の問題で仕方なかった部分もあります。
この事については、僕が就職活動の中で「失敗した」と感じた事の1つでもあるので、また別の機会に改めて書きたいと思います。


結果を言えば、僕は全部で9社(10事業部)にエントリーしました。
その内2社はES落ち、1社は選考途中辞退、2社選考落ちし、最終的には4社(5事業部)に内定を貰いました。

就活中は本当にいろんな事を考えました。
近い将来の事、遠い将来の事、過去の事、職種の事、親の事、お金の事、そして自分自身の事。
どれも今まではあまり真剣に考えてこなかった事ばかりでした。

この就職活動を通して、本当に沢山の事を考え、悩みました。
最終的には自分の納得した所に行けるようになりましたが、それが本当に自分の行きたい所なのか、本当に納得した所なのか今でも分かりません。
それはどこに行く事になっても同じだろうと思います。

しかし、そういう風に半年間悩み、考えてきた結果出した最終的な答えが最適解だったと信じてあと1年を切った学生生活で社会に出る為の準備を整え、来年の4月には立派な社会人になれるように頑張ろうと思います。