北海道無計画旅行・2日目〜150年の温泉街登別と断崖の絶景室蘭・地球岬〜

北海道2日目。

2年前に北海道に来た時は、本当に無計画で来てしまった為、行きたいところも特に無く、2日間友人宅でダラダラ過ごしてしまい、後で酷く後悔しました。その反省を踏まえて、即興ではあるけれども、今回はきちんと計画を練っていたのでこの日は朝から動く事ができました。

2日目からはレンタカーの旅。
原油高がピークに達している中で、レンタカーとはなんとも贅沢。
でも、道が広く、一般道でも高速並みのスピードで走れる北海道は、レンタカーで回るのが一番便利なのです。

前日予約した日産レンタカーにて、真っ青のマーチを借り、いざ本日の目的地洞爺湖に向けて出発〜!
目的地はあるとはいえ、細かい計画までは無く、とりあえず苫小牧・室蘭あたりを通って夕方洞爺湖に着けばいいというアバウトな考え。
時間に縛られる事なく、寄りたいところはその場で決められるのがこの旅行の良さといえば良さです。

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とりあえず、前日買ったガイドブックを見ながら、面白そうなところにフラッと立ち寄ってみます。
最初に立ち寄ったのが札幌から1時間ほど走った、千歳市にある「名水ふれあい公園」。

千歳市ナイベツ川の湧水は「日本名水百選」に選ばれた美味しい水だそうで、その美味しさを知ってもらおうと、作られたのがこの公園だそうです。

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ガラス張りの綺麗な建物の中にはなぜかプロペラ機が。
名水とはあまり関係が無い様。

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人は全く居ませんが、中はキチンと整備されており、綺麗な水と日本庭園のような庭が楽しめます。

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公園内は結構広く、自然を堪能したい人には良いところです。
人も少ないので案外穴場のスポットかもしれません。

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公園は川に隣接しており、綺麗な川の中には鮭の姿も見られます。
水を飲んだりする所もあったみたいですが、知らずにそのまま出てしまいました。

室蘭までは結構距離があり、その間ずっとドライブだけではつまらないので、ちょっと寄り道して馬を見に行く事に。
社台ファームではディープインパクトが見られるというので、じゃあそこに行こうと。無計画最高です。

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写真は社台ファームに向かう途中で撮った1枚。
広い芝生の中に、数頭の馬が居ました。
左上には新千歳空港を飛び立ったと思われる飛行機の姿も。

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手前に写る細い道に車を止めて、パチリ。
殆ど車も通らないし、人の姿も見えません。

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緑の草原に青い空、これぞ北海道。

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ナビのおかげであっさり社台ファームに到着。
僕ら以外にも結構見学者が居ます。みんな馬の好きそうな学生やカップルです。

ファームに入ると見学できる馬のラインナップが・・・
トウカイテイオークロフネタキオン・・・特に競馬通でもない僕でも知ってる馬ばかり・・・ゴクリ・・・
コレはすごい!!

そして、お目当てディープインパクトの名前も!

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現在は種牡馬となり、大金を生み出しているかつての名競走馬達は、それぞれ柵で区切られた一定の広さの芝生の中に放牧されています。
ディープだけ広かったりするって事は無いようです。

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左奥に小さく見えるのがお目当てのディープインパクト
貫禄のある足取りでゆっくり闊歩しています。

この時ほど、望遠レンズと一眼レフが欲しいと思った事は無い。

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左からダイワメジャークロフネディープインパクトの豪華競演。
まるで有馬記念でも見ている気分です。

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キングカメハメハは2004年の府中競馬場でのダービー以来。
感動の再会です。

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名馬達に満足し、社台ファームをあとにして、次に向かったのが登別温泉
その日の朝、友人が昨日ホテルでテレビを見ていたときに、登別温泉の新たな名物として、湯が噴出す間欠泉を見ることができる公園が新しく出来たというニュースを聞いたそうで、それは面白そうだと寄ってみる事にしました。

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苫小牧をスルーし、山道を登る事数十分。ようやく登別温泉に到着。
温泉地特有の硫黄臭が鼻を刺します。

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今まで幾多の地獄谷を見てきましたが、コレまで見てきたどの地獄谷よりも広い。

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多くの場所から火山ガスが噴出し、所々湯気も立ち上っています。
気温が低いので、地獄谷の暑さは気にならないのですが、湯気による湿度の高さが僕の癖毛を苦しめます。

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小さなハイキングコースもあり、少し高台から地獄谷を見下ろす事が出来ます。
下に見えるのは、地獄谷に掛かる橋。もちろん渡ることが出来ます。

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ハイキングコースの途中にある円盤状の北海道地図。
方角まで分かります。

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地獄谷から少し下ったところにある神社。
温泉の神様でも祭られているのでしょうか。

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そして、いよいよお目当ての間欠泉が見られる泉源公園へ。
しかし、間欠泉なので3時間おきにしか噴き出さないとの事・・・
一度噴き出したら30分は続くというのですが、僕らが行った時には残念ながら噴出しておらず、しばらく粘りましたがダメでした・・・

3時間ごとに30分噴き出す間欠泉の噴出が見られる確率を討論しながら、温泉には一切浸からずに登別をあとにし、次は室蘭へ向かいます。

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室蘭市に入り、しばらく山道を登ると地球岬に到着。

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地球岬は「北海道の自然100選」で1位に選ばれるほどの絶景で知られた場所らしいです。
確かに、写真とかテレビで見たことのあるような風景だなぁ。

水平線が綺麗に見渡せるので、初日の出の名所ともなっているそうです。

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地球岬という名前の由来は「チケプ」→「断崖」を表すアイヌ語だそうで、その通り断崖絶壁の上に展望台があります。
灯台は本当に崖ギリギリの所に建っており、立ち入り禁止になっていました。

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地球岬を出たのが4時位で、昼飯も食って無いしいい加減腹が減ったなぁと言う事で、室蘭港近くの道の駅で飯を食う事に。
内浦湾と白鳥大橋を一望できる素晴らしい場所なのに、食べたものはなぜか天ぷらうどん。
道の駅だし腹も減ってたから仕方ないです。

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室蘭から1時間ほど走って洞爺湖に到着。
写真は僕らが泊まった洞爺山水ホテル和風。
和風ってなんやねん。

1泊朝夕付きで7800円と僕たちにしては奮発した方です。洞爺湖温泉だけはちゃんとした所に泊まりたかったですからね。それでも相場としては安いほうだと思いますが、その割に内装もとても綺麗で、従業員の方も親切でした。
夕食は地元の有名豚のしゃぶしゃぶ。(豚のブランド名を教えてくれたけど忘れた)
料理もおいしかったし、温泉もそこそこ広くて僕ら貧乏学生には十分すぎるほどでした。

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部屋は6畳間を予約していたんですが、10畳間が空いていたと言う事で10畳間にしてくれました。
男2人でもゆっくりくつろげます。

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夕食まで少し時間があったので、温泉に入る前に洞爺湖を見に行きました。
洞爺湖は想像以上に広くて、向こう岸が見えるか見えないかという広さ。
特徴である湖の中央に浮かんだ島が、広い湖の良いアクセントになってますね。


北海道2日目は、社台ファーム登別温泉地球岬洞爺湖と色々周りましたが、観光している時以外は、朝からずっと運転しっぱなしだったのでさすがに疲れました。
計画を立てた時は、室蘭を回って洞爺湖に行くのは時間的に難しいかなと思ったのですが、所々で観光しながらちょうど良い感じで到着する事ができたので、良いルートだったんじゃないでしょうか。

ただ、ホテルの予約を取っているのはこの日まで。
次の日からは宿無しの生活が始まります。