竜王戦第5局

今日は研究室にリモートアクセスして家で研究の続きをしようと思っていたら、リモートソフトの試用期間が切れてしまっていて、天気もあまり良くなかったので研究室に行く気にもならず、家で将棋の竜王戦第5局をずっと観戦しながらひきこもっていました。

終盤は渡辺竜王が一方的に羽生4冠を攻める展開で、結局羽生4冠はその流れを変えられず、そのまま竜王が攻め勝って終局となってしまいました。
これで、対戦成績は羽生4冠の3勝2敗。
3連敗から竜王が意地を見せた形になりました。

これまでの将棋の歴史の中で、3連敗からの4連勝というのは一度も無いので、竜王があと2連勝するのは相当厳しいんだろうなぁとは思います。


今年から将棋を見出して、今日も含めて何度かタイトル戦を見てきましたが、それを見ていて感じたのが、棋士の精神力の強さ。
単純に2日間、合計十数時間にも亘って将棋を指し続ける集中力もさることながら、一手間違えるとすぐに形成が変化するという極限の状況の中で最前手を指し続けるのは相当な忍耐力が無いと成せない業だなぁと思います。

常人だったら、タイトル戦で3連勝した後に2連敗でもしようものなら、「次ぎ負ければ追い込まれる」とか考えたりしちゃいそうなもんで、そういう不安定な精神状態だとミスも増えると思うんですが、これまで初日から3連勝した人が逆転負けを食らったことが無いという事は、トップ棋士は相当精神力の強い人間ばかりだということが分かります。
3連勝4連敗なんて普通のスポーツだったら結構良くある事ですからね。

次の第6局は10日・11日です。
研究の中間発表が迫ってますが、なんとしても羽生さんの永世7冠を見届けたいので、その日もネット中継に張り付こう思います。