中間発表が終わったので今年の研究生活を少し振り返ってみた

学生生活もとうとう残り100日を切りました。

先週末から始まった研究室の中間発表は、今日自分の発表を無事終え、ようやく一息つくことができました。
僕が研究室に入った当初は15人程度だったメンバーも、僕達の同期が殆ど院に進んだり、学部生の配属人数が増えたりして今では20人強。自分の発表準備もしなければならないのに、学部生の発表も聞かなきゃいけないので大変でした。

肝心の研究発表はというと、秋ごろから進めてきた内容が思いの他うまくいき、先生にも来春の学会行きを命じられたので、これで少しは院生らしい成果を残して卒業できるかなと安心しています。

今年も既に12月半ば。
思い起こせば今年は年明けから、研究の報告書作成、学会発表、そして就活が一気に降りかかってきて、ようやく就活が終わった5月以降は、研究室には居るものの、研究もせず一体毎日何をしていたのか思い出せないほど気の抜けた日々を送っていました。

夏前の中間発表では、「この内容で本当に卒業できるのかな・・?」と思うほど研究が進んでいなかったにもかかわらず、夏休みには旅行に行きまくり、旅行から帰ってきた9月以降も、あまり研究もせずにぼーっと過ごしていた気がします。


流石にこのままでは本当にマズイと思ったのが、既に10月も終わりに差し掛かった頃。
何がきっかけでやる気が出たのかはっきりとは覚えていませんが、無性に研究がしたくなり、一晩大学に泊まり込んで、今年の春まではよく見ていた回路図と睨み合っていました。

すると、これまでは全く出てこなかったアイディアが次々と出てきて、一晩で新しい回路を3つ程完成させました。
その後は怒涛の様に研究が進み、1日1個のハイペースで回路を開発していました。その頃から研究が本当に楽しくなり、飯を食っている時でも回路構造を考え、寝ている時でも回路動作が頭に浮かび、バイトに行っても早く研究室に行って研究がしたいという、まるでノイローゼにでもかかったかのような日々を送っていました。


その状態が2週間ほど続き、それ以降は何度か研究に対する意欲の浮き沈みはあったものの、定期的にアイディアが浮かんではガーッっと集中して研究をするという感じで今日まで来ました。

昨日は泊まり込んで今日の発表の為のデータを取っていたのですが、結局あまり良い結果は得られず、一晩の苦労は無駄になってしまいました。
今回の発表内容はある程度自分でも自信があっただけに、最後のデータが中途半端になってしまったのは少し残念でした。

しかし、振り返ってみれば、これまで自分の発表内容に本当に自信があるというのは一度も無かった気がします。
毎年定期的に行われる研究室の中間発表や、企業と共同で行っていた研究の経過報告、今年の春の学会でも、ある程度成果は出ているけど、なんだか自分の中で納得できない部分が多かった。
そこには本当に自分のやりたい事が出来ていなかったというもどかしさがあった気がします。

それがこの2ヶ月間はちゃんと自分のやりたい事が明確に分かっていたし、それができていた。
それは何も、あの日泊り込んだ一晩で偶然生まれたアイディアによって変わったことではないと思っています。
去年一年間は、ずっとやりたい事ができないもどかしさもあったけれども、企業の研究・開発を身近に感じることができたし、他大学の学生に刺激されたりもしたし、自分の意見を発表する場も多くあり、色んな経験をしました。そして1年間蓄積してきた研究の知識も多少ながらありました。

その後、あまり研究の事を考えない時間があったりしたのも良かったのかもしれません。(なんだか、ぼーっとしてた時間を正当化するみたいで嫌なんですけど)。
そんな色んな経験が今日の発表では生きたのかなぁと思っています。


いつもは発表に自信があまり持てなくて、発表前には緊張する事が多かったのですが、今日は少し違う緊張感を味わいました。
「自分の研究を上手くプレゼンしたい」というプレッシャーから来る緊張感でした。
結局プレゼン自体はあまり上手くできなかったのだけれど、先生には少しは認めてもらえたようなので安心しました。
来年もまだ修論提出、学会発表が控えていますが、この良いリズムを持続させて、来春には晴れやかな気持ちで卒業できるようにしたいです。

実家に帰ると家電製品が壊れまくってた

明日父親の三回忌があるという事で夏ぶりに実家に帰ってきました。
こっちは九州だというのに東京より寒い。
東京ではまだ部屋にいれば暖房を使わなくても普通に生活できるのに、こっちじゃファンヒーター無しじゃ寒くて食事もろくにできません。夜に外に出ると息も白くなるし…
東京に来て冬の自転車通学が高校時代よりも辛くなくなったのは、登校時間が遅くなったからという理由だけではなかったんだなぁと実感します。


実家に帰ってくる数日前に、母親から電話があって、そのときにテレビを買い換えたいとの相談を受けました。
実家のテレビは10年前から使っている30型ぐらいのブラウン管テレビで、実家に帰るたびにテレビ出演者の顔色が悪くなっていくので、そろそろ買い替え時期だなぁとは思っていました。

電話口で「液晶テレビの画質はパネルじゃなくて画像エンジンで決まるから、画像エンジンの性能で考えたら東芝か日立かな」と言おうかなと思ったのですが、どうせ母親じゃ理解できっこないと思って、「どれもそんなに変わんないよ」と言ったら案の定「アクオスが良いらしいんだけど」との返事が返ってきたので、「それでいいんじゃない」と答えておきました。

来年からエンジニアになる身としては、エンジニアがどんなに頑張って良い製品を作っても、ブランド名とかCMの出演者とかで売り上げが決まっちゃうんだから辛いもんです。
ただ、悔し紛れに「でも、どれを買っても今のブラウン管テレビより画質は悪くなるけどね」とだけ付け加えて電話を切りました。


で、今日実際に実家に帰ってテレビを見てみると、コレがまた酷い。
なぜか左のスピーカーから常時ノイズが出ていて、テレビの音声が殆ど聞こえない。
どうしてこれを修理にも出さずに放っておくのか不思議になるくらい不快です。

「いつからこの状態なの?」と聞くと弟が「11月くらいかな」。
って、ええええええええええええ?

リビングの壁紙を業者に張り替えてもらう前に電気屋さん呼びなさいよ。
なんか弟は「もう慣れた」とか言ってるし!
慣れるとかそういうもんじゃないでしょ!

普段テレビを見ない僕も、実家に帰ってきたら急にテレビっ子になるので、これは僕にとっても問題です。
このままだと正月も不快な気分で駅伝を見なきゃいけなくなりそうなので、正月までにテレビを買いに行きたいと思います。


それで、テレビは流石に古かったので買い換えでいいかなぁと思っていたら、母親が今度はパソコンもおかしいから買い換えたいと言い出しました。
さっそくノートPCの電源を入れてみるも、夏に帰ってきた時と変わらずちゃんと動作している。
どこが悪いのか聞いてみると、弟がネットでゲームをしているときに時々回線が切れると…

ええええええええええ!?
そんなんでパソコン買い換えちゃうの?
ってかそれ、パソコンの問題じゃなくてルータの問題でしょ?
それより、その壊れたと言うパソコンで今僕が快適にブログを書けてるのはどういうことなの…?

そして最終的には、「プリンタがしょっちゅう紙詰まりを起こすから買い換えたい」ですよ。
いやいや、ちょっと待ってよ。
買い換える前に、直す努力をしてみましょうよ。
自分で出来ないなら、業者を呼んだって良いじゃない。


とまぁ、実家に帰ると大抵こんな風に家電製品が壊れたと言われて、その対応に追われるという事を繰り返してます。
しかし、家電製品は壊れたのが放置されているのに、キッチンとか風呂とかがいきなりオール電化になってたりするから油断できません。

母親がPCを使えるようになりたいと言い出して5年ぐらい経つのに、未だにwordの開き方もわからない状態なので、別にPCが壊れようが、プリンタが壊れようが大した問題じゃないのですが、少なくとも、壊れたと思ったら直す方法を考えるということぐらいはして欲しいなぁと母親に無理なことを望んでみたりしました。
そして、父親が居る時にはこんな事は無かったのになと、ふとPCに強かった父の姿を思い出したりした三回忌前日でした。

卒業旅行が纏まらない

今日はいつもより少し早めに家に帰ってきたのですが、帰ってきてから研究室に家の鍵を忘れて来た事に気づきました。
寮の事務の人にマスターキーで鍵を開けてもらったので、事無きを得ましたが、あやうく大学にとんぼ返りしなきゃいけなくなるところでした。
最近こういうポカミスが多くなってる気がします。
研究が忙しくなってきて、他の所で気が抜けてるのかも。


研究室のメンバーと昼食を食べていたら、ふと卒業旅行の話が出ました。
1月は修論書きで忙しいし、2月は修論発表があるし、3月は学会に行ったり、個人的な旅行に行ったりするかもしれないので、本当に行けるかどうか分からないのですが、最後だし出来るだけ行こうという話になりました。

本来は学会ついでにみんなで沖縄旅行して帰ってくるのが、費用的にも日程的にもベストなんですけど、学会に出無いやつが自腹を切らなきゃ行けないので不公平だと言い出す。(そんなら論文出せば良いじゃん・・・)

韓国とか湯布院とか、近場の温泉とか色々案が出たんですけど、基本的に自分本位な人間ばっかりなので、全然話がまとまらない。
最終的に北海道でスキーをやるのが一番良さそうだって話になったんですが、それでも金が無いだの長期日程は嫌だのと言う。

もうこのままじゃ本当にどこにも行けそうにないです・・・
う〜ん・・せめて箱根位には行きたいなぁ。

Hatena::Countingを使ってみる

http://counting.hatelabo.jp/
面白そうなサービスがリリースされていたので、コレは使えそうだと思って早速使ってみました。

今年度で18年間の学生生活に終止符を打つ事になるので、社会人になる前に学生時代にやり残したことが無いようにする為に、学生で居られる残りの日数をカウントダウンしてみることにしました。
なんだか、日常が充実するよりも、日数が減っていくにつれてだんだん鬱になっていく気がしなくも無いですが・・・

ホントはページデザインを合わせるために、緑色にしたかったのですが、カウントダウンは赤とオレンジしか選べないということで、オレンジを選択。
ページのサイドバーの一番下にも貼り付けてみました。

色の要望は各所から出そうな気がするので、緑色が出たらまた貼りなおします。
てか、学生生活あと109日しか無いんかー。

竜王戦第5局

今日は研究室にリモートアクセスして家で研究の続きをしようと思っていたら、リモートソフトの試用期間が切れてしまっていて、天気もあまり良くなかったので研究室に行く気にもならず、家で将棋の竜王戦第5局をずっと観戦しながらひきこもっていました。

終盤は渡辺竜王が一方的に羽生4冠を攻める展開で、結局羽生4冠はその流れを変えられず、そのまま竜王が攻め勝って終局となってしまいました。
これで、対戦成績は羽生4冠の3勝2敗。
3連敗から竜王が意地を見せた形になりました。

これまでの将棋の歴史の中で、3連敗からの4連勝というのは一度も無いので、竜王があと2連勝するのは相当厳しいんだろうなぁとは思います。


今年から将棋を見出して、今日も含めて何度かタイトル戦を見てきましたが、それを見ていて感じたのが、棋士の精神力の強さ。
単純に2日間、合計十数時間にも亘って将棋を指し続ける集中力もさることながら、一手間違えるとすぐに形成が変化するという極限の状況の中で最前手を指し続けるのは相当な忍耐力が無いと成せない業だなぁと思います。

常人だったら、タイトル戦で3連勝した後に2連敗でもしようものなら、「次ぎ負ければ追い込まれる」とか考えたりしちゃいそうなもんで、そういう不安定な精神状態だとミスも増えると思うんですが、これまで初日から3連勝した人が逆転負けを食らったことが無いという事は、トップ棋士は相当精神力の強い人間ばかりだということが分かります。
3連勝4連敗なんて普通のスポーツだったら結構良くある事ですからね。

次の第6局は10日・11日です。
研究の中間発表が迫ってますが、なんとしても羽生さんの永世7冠を見届けたいので、その日もネット中継に張り付こう思います。

スレイヤーズが恐い

理系の研究室に居ると若い女性と触れ合う機会があまり無く、若い女性と話すのが怖いというのは一種の職業病に認定されても良いんじゃないかなぁと思っています。
僕もその病気持ちの1人で、研究室には女の子が1人しか居ないから、ほとんど女の子と話す機会が無い。特に文科系女子とは年に何回話すかなぁという程度です。

国はこの病について、一切対応策をとろうとしないので、もうこれは自分で何とか治療するしかないと、先日合コンに参加してみることにしました。


合コンに参加したのは人生で今回が2度目だったのですが、やはり前回からのブランクが大きすぎて、最初に女の子達と顔を合わせた瞬間は、まともな笑顔も作れず、居酒屋に着いてからもなんだかギクシャクしてしまいました。
それでも、ここで喋らなきゃ高い治療費(女の子の分も含めて5千円程度)が台無しになると、色々と話題を振ったり、それとなく相手に合わせる感じで返してみたりしているうちに、結構普通に喋れるようになってきました。

しかし、世の中には僕の懸命の治療を邪魔しようとする人も居るもので、僕がどうしても話題にしたくないと事前に言っていた血液型の話をわざと振ってくる先輩(彼女有)や、「あの面白い話してよ」とありもしない面白話を無茶振りしてくる輩(リア充)が居たりして、僕の治療は困難を極めました。

それでもどうにか血液型の話も乗り切り、自分でもそこそこ頑張ったと思えるぐらいは女の子とも話ができ、盛り上がったとは言わないまでも、そこそこ楽しく1次会を終えることができました。
しかしその楽しい雰囲気も1次会まででした。


2次会は女の子が1人帰ってしまって、男が4人、女が3人というバランスの崩れた形になってしまったのですが、そのまま2次会も普通の居酒屋に行きました。

最初はみんなで他愛の無い話をしていたのですが、途中から女の子2人がアニメの話をしだしてから事態は急転。
アニメだったら多少は話せるかなぁと思っていたら、いきなりスレイヤーズの話が出て、先輩(彼女有)が「スレイヤーズは俺の青春だー」などと言い出し、それから延々スレイヤーズスレイヤーズスレイヤーズ

主人公の声が林原めぐみだという事位は知っていても、スレイヤーズの放送開始時、テレビ東京系が映らない田舎に住んでいた僕には完全にちんぷんかんぷんの話ばかり。
サブキャラクターの声優がどうだったとか、あのシリーズの主題歌はうんちゃらとか、キャラソンの出だしのセリフがなんちゃらとか、全くついていけない・・・

同じくアニメの話が分からない男(リア充)は目の前の女の子とだけ話し出して、そっちにも加われない状態だし、僕と、同じくアニメの分からない後輩は完全に置いてけぼり。
時々「うんうん」と相槌を打ったり、「分からないでしょ、ごめんねー」という言葉に愛想笑いを返したりするのが精一杯で、終盤は完全に愛想笑いも出来なくなっていました。


結局スレイヤーズの話が延々と続き、その話が終わった後も、知らない少女漫画の話をされて、そのまま会はお開き。
結局僕は病を克服するどころか症状を悪化させてしまい、さらにはスレイヤーズ恐怖症まで併発してしまいました。

数ヶ月前にスレイヤーズの新しいシリーズが終わったばかりなので、しばらくはスレイヤーズという言葉を耳にしないで済むと安心していたら、どうやら来年の1月からまた新しいシリーズが始まるらしい・・・

勘弁してくれ・・・